これはお父さんの病気と思う人もいるかもしれませんが、実は若い女性にでも起こりうる病気です。形状や症状によって様々な種類に分けられています。いぼ痔は肛門の周りに集まっている静脈がうっ血を起こして、血管がイボやコブのように腫れ上がってしまったものをいいます。その中でも外側にイボが出ていて指で触ると分かるものと中に奥まっていて出血するまで気づかないものに分けることができます。このうち時に激痛を伴うのが外に飛び出ているものです。この他にも肛門内部の粘膜の表面に亀裂や潰瘍を形成するきれ痔や肛門部の粘膜が塊となって肛門の外へ飛び出してしまう病気の脱腸、便の中の細菌が肛門の一部から侵入し炎症を起こし、膿がたまって肛門周辺にトンネルを作って排膿してしまうあな痔などの種類があります。起こる原因としては便秘や下痢の他にも、長時間の座業、腹圧が常にかかるような仕事やスポーツ、妊娠、出産、腰部の冷え、刺激性食品の取りすぎなど様々なものが考えられます。治療としては、肛門疾患としての羞恥心から病院に行くのをためらっていると症状が進んでしまうので、早期に病院に行って治療してもらう必要があります。程度のひどくないものであれば、塗り薬や坐薬また内服薬などでも治療することができます。しかし、一度治ったからといって安心していると、生活改善をしなければ再発する恐れが高いので、医師に根本的な要因について相談してみることが望ましいです。

痔には4つの種類がある

いぼ(痔核)、切れ(痔裂)、抜け(脱肛)、あな(ぢろう)と、痔は4つの種類に分けることができます。一番多いタイプはいぼタイプだとされ、肛門の周囲にある静脈がうっ血して、血管がいぼのように膨れてしまった状態なのですが、歯状線より上にできるもの、つまり肛門の内側にできるものと外側にできるものに大別されます。通常、内側にできるものは知覚神経がないため、ほとんど痛みは感じず、少しの出血はあるものの、気づかないことがしばしばあります。外側にできた場合は、知覚神経が分布している皮膚となるため、痛みと出血があります。切れる場合は、肛門の内部の粘膜表面に亀裂や潰瘍ができるため、排便時に痛みを感じますが、出血は少量です。脱肛は、肛門部分にできたうっ血した塊が、肛門の外へ飛び出してしまう状態で、かなりの痛みが生じます。ぢろうは、便の中の細菌が炎症を起こし、肛門の周囲にトンネルをつくり、膿がたまって穴があいてしまう症状です。どの種類でも、軽度のうちは薬と健康管理で治すことが可能ですが、症状がひどくなると手術するほか治癒することができなくなってしまうので、恥ずかしい気持ちもありますが、放置せずに、早めに病院へ行き、対処することをおすすめします。